13 Jan パラサイト 半地下の家族 超話題の韓国映画
近頃の宣伝部が、200%300%増しで誇大広告するのは珍しくないというのを頭に入れておいても、この映画への絶賛は、広告、プロの批評を含めてすごい。去年のカンヌ映画祭で最高賞をとったことも勿論おおきなプラスファクターですね。最高賞といえば、一昨年は日本の「万引き家族で」、現在アジア映画の国際的な認識というのが顕著です。
大きな期待をもって劇場に足を運びました。で、見終わって、パンチのあるよく出来たエンタメだとは思いましたが、傑作をこえるとか、衝撃のエンディングとか、絶対にネタバレはしないでくださいとか、仰仰しいなというのが、本音でした、
ある下層家族が、富裕家族に、寄生虫(パラサイトです)のようにくっいていくストーリー。前半はコメディタッチで後半はサスペンス、映画の流れをダイナミックに変えて飽きさせません。そこに、政治問題と階級問題を放り込み、最後まで一気に観せてくれます。ただ、政治も階級も、心にずっしり響くほどには掘り下げてないです。ストーリー展開で、え、そんなに簡単に事が運ぶのという気がしないでもないですが、ま、そこは沈黙を守りましょう。
俳優は皆が熱演ですが、ベストパーフォーマンスは、元居た家政婦。それから、富裕家族の奥さんが綺麗です。
エンディングもファンタジーな余韻があっていいのではないでしょうか。すでにゴールデングローブの外国映画賞をゲットしていますが、もうすぐ分かる今年のオスカーの最有力候補とのこと。当たるも八卦当たらぬも八卦で予想をすると、ノミネーションさえされれば取る。オスカーは並びさえすれば、熱のあるものが持っていく傾向大なので。
80点
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